【白い髪に赤い瞳】シベリアの8歳の少女が本物の【白雪姫】と話題に

Siberian Times】8歳の少女の容姿が、まるで“スノー・ホワイト(白雪姫)”のようだと、シベリアで話題を集めている。モデル事務所からのスカウトが相次ぐなか、彼女の母親は「まだ小さすぎるわ」と答えている。

ナリヤナちゃんの髪は純白で、瞳は光の加減によって、赤いようにも、青いようにも、紫がかかっているようにも見える不思議な色をしている。肌も雪のようにまっ白だ。

姉のカリナちゃん(14)とのツーショット。 Source: Siberian Times

ナリヤナちゃんが暮らすロシア連邦内 サハ共和国では、黒髪に黒い目、黄色っぽい肌をした日本人と似た容姿のサハ人が、人口の多くを占めている。彼女はそんなごく普通の黒髪の家族の、2番目の子供として生まれた。

写真家のバディム・ルホブいわく、「僕が今まで会った中で、一番奇妙な人だ」

「サハ人の少女、ナリヤナちゃんは、アルビノだ」

「彼女の姿はすごく芸術的で、2時間も僕のためにポーズをとっていてくれたよ」

「2回目に会ってからは、もっとおたがいのことをよく知ろうと思って、よく話すようになったんだ」

「彼女の目は明るいライトが苦手だけど、しっかり色鮮やかに写っています。お気に入りです」

母のエレナさんが言うには、母方の家系にも、父のアルバートの家系にも、アルビノの人はいなかったという。

「もうモデル事務所や、広告会社からたくさんオファーが来ているんだけど、まだ働かせたくないの」とエレナさんは言う。

「娘は自由な時間に踊ったりお絵かきしたりするのが好きなんです」

「もっと大きくなったら、自分で何になりたいか選ぶでしょう」

「今聞いてみると、モデルになりたい、とは言いますけどね」

ナリヤナちゃんはまだ、遊びたい盛りの8歳の女の子なのだ。

雪の女王のようなナリヤナちゃん Source: Siberian Times

サハ共和国の位置するシベリア地方は、冬になると -30℃以下 まで冷えこむ。海は流氷で覆われて、ひとたび雪が降れば、永久凍土の大地も、建物も、すべてがナリヤナちゃんのように、まっ白になる。

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