晴れのち魚! メキシコの街で空から無数の魚が降ってきた

タンピコに降った魚。 Source: FaceBook|Protección Civil Tamaulipas

CBS】2017年9月、メキシコ中部沿岸の都市タンピコに、にわか雨とともに無数の魚が降ってきた。

怪しげな画像は、タマウリパス州の市民団体によって、【FaceBook】に投稿され、たちまちネット上で波紋を呼んだ。

アメリカ議会図書館によれば、似たような現象は古くから報告されており、雨とともに魚が降ってくるという天候は、充分ありえることだという。

この魚の雨は、水上で起こる竜巻によって発生すると考えられている。竜巻が起こると、家の屋根や車など様々なものが飛ばされるが、とりわけ魚やカエルといった小さくて軽い生き物は、強風で舞い上がりやすく、上空を何キロメートルも漂って、竜巻など起こっていない遠い街の路上に落下することがある、というのだ。

アメリカ国内では 1873年にカンザス・シティーで「カエルの雨」が降ったことが記録されている。またインドでも同様の「魚の雨」が報告されている。

Source: TV 5 NEWS

TV 5 NEWS】2016年、6月。豪雨に見舞われるインド沿岸、アーンドラ・プラデーシュ州 ヌジヴィド(Nuzvid, Nuziveedu)の路上に散らばる小魚。タンピコの小魚によく似ている。

魚の雨について解説する Mahaa News のアナウンサー。 Source: Mahha News

Kannada News】2015年6月早朝。同じく、アーンドラ・プラデーシュ州の都市 ヴィジャヤワーダ近郊の Gollamudi 村でも魚の雨が降った。

水田に降ってきた魚を捕まえる人々。 Source: Kannada News

Source: Kannada News

集まった魚。結構大きい。 Source: Kannada News

最後は、マハーラーシュトラ州、ナーシクで撮影された映像。Fish Rain とタイトルがついているが、何らかのアクシデントでこうなったのか、空から降ってきたのか詳細は不明。こちらの魚はまだ生きてピチピチしていて、多くの通行人に夕食の食材を提供した模様。