
【妖艶すぎる人体模型】はなぜ作られた?18世紀ヨーロッパ、スペーコラ美術館
豊かな金髪に恍惚とした表情の人形たち。しかし体は切り開かれて内臓まで露出してしまっている。この妖しげな蝋人形は、18世紀末フィレンツェで、解剖学の教材として作られたものだ。人体模型が異様なほど耽美的になったのには、単なる趣向ではない理由があるという。
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豊かな金髪に恍惚とした表情の人形たち。しかし体は切り開かれて内臓まで露出してしまっている。この妖しげな蝋人形は、18世紀末フィレンツェで、解剖学の教材として作られたものだ。人体模型が異様なほど耽美的になったのには、単なる趣向ではない理由があるという。
白い外壁に地味なグレーの階段があるなんの変哲もないテラスハウス。だがドアの向こうに一歩足を踏み入れると、無数の人形が壁を埋めつくす異空間が広がっている。
一目見て「かわいい!」と思ったあと、その製作過程を想像すると、少し後悔するかもしれない。ニューヨークの解剖学博物館で、世にも奇妙な剥製の展覧会が開催された。